(3)『 自分を見つめる 』は、感じることから [自分自身]
(最終回)『 自分を見つめる 』は、感じることから
鈴木カウンセラーは、カウンセリングの勉強をされて、どんなところが変わっていかれたと思いますか?
自分で分かっていたようで分かっていなかったということに、勉強をしてすぐに思いました。感じるということが大事だなと思って、いつも自分がどう感じているのかということを探りに行くようにしています。
例えば、「最近何か疲れているな」という時は、「どうして?」「何に疲れている?」と、まず疲れている体の方の感覚に聞きに行きます。
何にこんなに疲れているか感じて、「これかな」って思ったら、さらに、じゃあどうしてなのかなと探っていきます。
それをしていくと、「ここで自分の気持ちが出せないのは、もしかしたら、この気持ちの中のモヤモヤかもしれない」と自己洞察して、私の場合には、モヤモヤと対話できた時に、「あっ解消した。モヤモヤ消えたな」ということがあります。
そのモヤモヤに気づくことが一番大事ですね。そこに気づかないと、変えようがないですし、そのまま過ごしていると、気づかないうちに、体の方に症状として出てしまうということもありますからね。
メッセージをお願いします。
何か変わりたいと思っている場合、行動しなければ何も変わりません・・・。
試したけれどダメだったと思うのは、いつも同じパターンになっていることが多いようです。
何か変わりたいと思ったら、考え方にしろ、行動にしろ、いろいろなパターンを変えてみること、もしかしたら、と思うことをしてみるといいと思います。
そして、自分を見つめることをやったことがなかったら、それをしてみるというのもこれまでとは違うパターンになりますよね。
それがうまくいかなければやめればいいですし、上手くいけば続ければいいですよね。
でも、やっぱりやってみなければわからないというところもあると思いますので、何か変わりたいなと思っている方は、ちょ
っと勇気をもって自分を見つめてみてください。
一人だとやっぱり難しいと思ったら、誰かと話をしたり、カウンセリングを使ったりしてみてくださいね。
次回をお楽しみに!(インタビュー:セラピールームchildren(東京都) 鈴木 明美セラピスト)
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※本文は、鈴木セラピストへのインタビュー内容です。(2009年7月現在)
※毎月、コミュニケーションの講座や自分を見つめるための講座を開催しています。詳しくは、お知らせをご覧ください。
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(1)良くも 悪くも [自分自身]
(第1回)良くも 悪くも
◇◇◇◇◇
心に関する言葉を一つ選んでいただき、その言葉にまつわるお話をお聞きしています。
今回の心に関する言葉は「良くも悪くも」です。
この言葉には、どのような意味・思いがあるのでしょうか。
hashimoto.bizカウンセリングルームの橋本カウンセラーにお話をお聞きします。
◇◇◇◇◇
―「良くも悪くも」という言葉を選ばれた理由を教えてください。
カウンセリングには、自己受容へ向かっていく過程があるのですが、その直前で「良くも悪くも」という言葉の持つ意味が、気づきを促すきっかけになることがあるので、今回お話ししたいと思いました。
カウンセリングで、問題について取り組んでいくとき、この言葉の持つ意味に気づいていくことがあります。
カウンセリングに来られた時点では、それまで自分で散々努力してきたけれど、行き詰ってしまい、「助けてください」という方が多いように思います。
そういった方の中で、この言葉から気付きを得ることがあり、日常の生活でもこの言葉について考えていただくことが役に立つのではないかと思います。
―カウンセリングに来られた方にとって、「良くも悪くも」とはどういう意味になるのですか?
例えば、自分の性格がネガティブで嫌だという人がいらっしゃいますが、ネガティブなところほど目につきやすいものです。
だから気になるわけですが、自分の性格の中に切って捨てたい部分があるということです。
これについてカウンセラーと一緒に取り組んでいった時、「自分の性格は、どうにも仕方がないものなのかなあ」と思うようになってくることがあります。
それは、切って捨てたいと思っていたことが、実は悪いことばかりでもなく、そこから受ける恩恵もあったんだということに気づくことによって起こってくる思考です。
実はそれらは、本人たちがそれぞれに生き抜くためや環境に適応しようとした結果、「必要があって」現れたものなので、今のままの生き方を続けるためには「必要」なものなのです。
ですから、簡単に取り去ろうとしても、なかなか変えられないのは当然のことですね。
自己受容の前段階として、まず自分の性格を認識・把握するのに役に立つ言葉という意味があるように思います。
―自分で嫌だなと思うところから恩恵を受けていることがあるんですね?
明日に続く。(インタビュー:hashimoto.bizカウンセリングルーム(埼玉県)橋本 真利カウンセラー)
※本文は、橋本カウンセラーへのインタビュー内容です。(2009年7月現在)
◇◇◇◇◇
心に関する言葉を一つ選んでいただき、その言葉にまつわるお話をお聞きしています。
今回の心に関する言葉は「良くも悪くも」です。
この言葉には、どのような意味・思いがあるのでしょうか。
hashimoto.bizカウンセリングルームの橋本カウンセラーにお話をお聞きします。
◇◇◇◇◇
―「良くも悪くも」という言葉を選ばれた理由を教えてください。
カウンセリングには、自己受容へ向かっていく過程があるのですが、その直前で「良くも悪くも」という言葉の持つ意味が、気づきを促すきっかけになることがあるので、今回お話ししたいと思いました。
カウンセリングで、問題について取り組んでいくとき、この言葉の持つ意味に気づいていくことがあります。
カウンセリングに来られた時点では、それまで自分で散々努力してきたけれど、行き詰ってしまい、「助けてください」という方が多いように思います。
そういった方の中で、この言葉から気付きを得ることがあり、日常の生活でもこの言葉について考えていただくことが役に立つのではないかと思います。
―カウンセリングに来られた方にとって、「良くも悪くも」とはどういう意味になるのですか?
例えば、自分の性格がネガティブで嫌だという人がいらっしゃいますが、ネガティブなところほど目につきやすいものです。
だから気になるわけですが、自分の性格の中に切って捨てたい部分があるということです。
これについてカウンセラーと一緒に取り組んでいった時、「自分の性格は、どうにも仕方がないものなのかなあ」と思うようになってくることがあります。
それは、切って捨てたいと思っていたことが、実は悪いことばかりでもなく、そこから受ける恩恵もあったんだということに気づくことによって起こってくる思考です。
実はそれらは、本人たちがそれぞれに生き抜くためや環境に適応しようとした結果、「必要があって」現れたものなので、今のままの生き方を続けるためには「必要」なものなのです。
ですから、簡単に取り去ろうとしても、なかなか変えられないのは当然のことですね。
自己受容の前段階として、まず自分の性格を認識・把握するのに役に立つ言葉という意味があるように思います。
―自分で嫌だなと思うところから恩恵を受けていることがあるんですね?
明日に続く。(インタビュー:hashimoto.bizカウンセリングルーム(埼玉県)橋本 真利カウンセラー)
※本文は、橋本カウンセラーへのインタビュー内容です。(2009年7月現在)
(2)良くも 悪くも [自分自身]
(第2回)良くも 悪くも
―自分で嫌だなと思うところから恩恵を受けていることがあるんですね?
そうですね。例えば、他人と距離を取る人がいたとしましょう。その人は他人から見れば「引っ込み思案」に見えるかもしれませんね。
しかし、実は本人は自分が攻撃的な言葉を使ってしまったり、他人と関わることでイライラしやすいことを把握しているのかもしれません。
そこで、自分も他人も傷つけないために、人を遠ざける性格を作り上げたのかもしれないということが推測できるわけです。
その人はこのように他人との深い関わりを回避することによって、何とか自分のペースで生活することを獲得していると考えることもできるわけです。
つまり、本人は「引っ込み思案な自分が嫌だ」と訴えていたとしても、実は「引っ込み思案」なスタイルを取ることで自分を守れているという恩恵を受けていることが考えられるということです。
―「良くも悪くも」と気づくことで、少しずつ変わっていけるのでしょうか?
そうですね。少し楽になれるのではないかと思います。
例えば取り除きたい性格であったとしても、この性格のおかげでなんとかなることがあったとか、この性格だからこうなってしまったという過去があったとわかっていくとき、「結構、辛かったけれど、そこを生き延びてきたんだな」と言う風に考えていけることがあります。
そして、そこでもう一度、現実に戻り「今まで何とかやれてきたなあ」という風に思えると、今までただ拒絶していただけの自分の性格が、「悪いだけではないかもなあ」というところに、落ち着けることがあります。
落ち着くことは、現状を受け入れることになりますので、そこからまたスタートできるようになります。
ただ切って捨てればいいということではないということに気付く方が多いように思います。
性格の変容は、カウンセラーが意図的に変えるわけではありません。
また、相談者の方が無理やりに性格を変えよう取り組んだとしても、今までとっていたバランスがあるので、突然変えようとすると、生きていくためのツールを失うような状態に陥ってしまうことがあります。
そうすると大抵の場合、余計に元の性格を強めてしまうことが多々あります。
ですから、まず今ある性格を受け入れてから、本当に自分が望んでいるものへ取り組んでいくことが必要になります。
受け入れることで、自身が持っていた執着は結果的に落ち着くことが多いです。
それを踏まえ、今後の人生をどのように生きていきたいかを考えていくことで、変わる必要があるのか、変わらないでいいのか、また、変わりたいか、今のままでいたいかに取り組んでいくことができるようになります。
ただ、「このパーソナリティが良いもの」「これが悪いもの」ということは決してないということは知っておく必要があります。
それぞれが「適応の一形態」なわけです。しかしもちろん、人に迷惑をかけたり、生というものに対して、傷つけたりすることは、正しいこととは言えませんね。
そして、生きていく中で、常に状況は変化していくことを認識できるといいでしょう。自分だけでなく他人も変わります。他人に対してもこうだと決めつけることが不具合の元になっているかもしれませんね。
誰しも、「素晴らしい人」とか「こうありたい」という人間像が心の中にあるものです。それが「これがベスト」という思い込みを生みがちです。
しかし、決してそういうものはなく、誰しもが素晴らしくて特別な存在です。つまり、自分も特別な存在だということです。
自分が特別な存在であるということは、他人もそれぞれ特別な存在なわけですね。すると、みんな特別な存在なわけです。
このことを知っておくことは人生をいいものにするのに役立つと考えています。
―受け入れてから、まず一歩、取り組んでいくには、どのように考えたらいいでしょうか?
明日に続く。(インタビュー:hashimoto.bizカウンセリングルーム(埼玉県)橋本 真利カウンセラー)
※本文は、橋本カウンセラーへのインタビュー内容です。(2009年7月現在)
(3)良くも 悪くも [自分自身]
(最終回)良くも 悪くも
―受け入れてから、まず一歩、取り組んでいくには、どのように考えたらいいでしょうか?
過去、現在・未来、それぞれ取り組む考え方があります。
例えば過去に何か執着している部分、よく言われるのが両親との関係が多いですが、その過去に残っているしこりを話すことで、自分の中で整理をしていくことができます。
未来ということでしたら、「○○したいと思うんです」とか「○○したくないと思うんです」ということを「思う」だけではなくて、「する」「しない」ということに置き換えてみます。
「○○します」とか「○○しません」という風にして言葉を置き換えてみます。
今までは、「○○と思う」と曖昧にして過ごしていたものを、「する」「しない」に置き換えて、自分の口で発した時に心がしっくりきているかということを確かめてみます。
「思う」というのは、思考の意識の段階、つまり頭で考えているだけで、心が置いてきぼりの状態です。ですから、結果が出ても心がしっくりこないということになりがちです。
「する・しない」に置き換えることは、隠されていた感情を喚起させて認識する作業で、頭と心が一致した状態で過ごせるように援助していくということになります。
心がしっくりきているかという作業は、自分の心(感情)に焦点を当てる作業になります。
―これは、悩んでいる時だけではなくて、いつでもできそうですね?
例えば、いつも同じ結果になるとか、これって今までの人生の中で何回かあったなということに関しては有効かもしれませんね。
そこには、何かしらの癖があることが推測できます。感情と思考の両方の合意を得ていくということが大切です。
これはどちらかというと、感情が抑圧されて頭だけで動いている人に対して有効です。
逆に、感情が優先して、頭がついてこないという人は、思考が閉ざされている場合があります。そういう人は、違うやりかたで取り組む必要があるでしょう。
―頭がついてこない場合は、どのような取り組み方をしたらよろしいでしょうか?
それはなかなか難しい作業なのですが、現実に目を向けていくことが必要です。
例えば、「ぶりっこ」している人を想像してみてください。相手を喜ばすことが重要な人です。
人の顔色をみて動くので、頭で考えることをしません。だから習慣的に、いつも考えることをしていないので、「考えてみて」と直接言っても、考えられませんので、少しずつ現実をみていく作業をします。
感情に寄り添いながら徐々に行動に焦点を当てて行きます。そうすることで、いつしか自分で考え始めることが起こってきますが、少し難しい作業ですね。
―皆様に、「良くも悪くも」という言葉をどのように使っていただけたらと思いますか?
例えば、自分も他人もそのほかの現実も常に移りゆくものです。そんな中で焦らず待てる状態に心を置いておくことが、けっこう重要なことです。
心をその状態に置くための一つのツールとして、「今の状況は良くも悪くもあるんだな」と思ってもらえたらと思います。
また、自分の力だけでは変わらない状況というのはいくらでもあり、待つことしかできないような時に、「この状況だけれど、それさえも良くも悪くもあるものだ」と胸をなでおろすための「つなぎの言葉(気休めの言葉)」として試していただければと思います。
「良くも 悪くも」は、最終回です。次回の橋本カウンセラーへのインタビューをお楽しみに!
明日は、橋本カウンセラーにカウンセラーについてをお送りします。
(インタビュー:hashimoto.bizカウンセリングルーム(埼玉県)橋本 真利カウンセラー)
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※本文は、橋本カウンセラーへのインタビュー内容です。(2009年7月現在)
(1)成功することとは? [自分自身]
(第1回)成功することとは?
◇◇◇◇◇
書店に行くと、自己啓発本や成功本、ダイエット本、社長本と言われるものが多いように思います。皆様も、一度は手にとってみられたことがあるのではないでしょうか。
それらの本は一度読んでも、少し時間が経つと忘れてしまいます。「その人だからできたんだ」だとか、「できればいいよなあ、でも自分には・・・。」と思って実際に行動に移すことはあまりないのではないでしょうか。
09年5月に、『「成功本」を何冊読んでも成功しない3つの理由』出版された高橋カウンセラーに、成功とは何か、なぜ成功しないのか、成功するためにはどうしたらいいのかについてお聞きしました。
◇◇◇◇◇
―はじめに「成功」とはどういうことを言うのでしょうか?
俗に言われている成功本には、「お金持ちになる」、「事業に成功する」、というようなことが多いと思います。ただ、成功するというものは、人によってそれぞれに違います。そのことを、まずよく知っていただきたいと思います。
―成功本を読んでもなかなかうまくいかないと思うのはどうしてなのでしょうか?
成功本を読んで、「これをすれば成功できる」と分かっていても、なかなか行動できなかったり、「どうせやっても自分には無駄だよ」と思ったり、やってみても、3日坊主になったりしてしまうのではないでしょうか。
どうしてなのかというと、実行していく中で、問題や障害などが出てきますが、「ありのままの自分」で過ごしていれば、乗り越えられるようなことでも、過去のトラウマや今まで作り上げてきた思い込み、育ってきた環境の中で築き上げてきたネガティブなセルフイメージというものが手枷、足枷(てかせ、あしかせ)になっていて、思うように前に進めないということがすごく影響しています。
―成功している人はよく輝いていると言われますが、どのような状態なのでしょうか。
成功している人は、心の奥底が変わり、無理なくありのままの自分で生きている人であり、そういう人が輝いているのだと思います。
ありのままの自分でいられるようになると、身体的にも変化がでてきます。例えば、表情であるとか、目であるとかというように、心が変わると顔や姿勢にも直接変化があらわれてきます。
そして、成功が持続していると思える人というのは、基本的に自分を信じられるようになっています。いわゆる何かを決める時というのは、基準は、自分なんですね。自分は、それを良いと思っているのか、良くないと思っているのか、自分で判断して決断するので、決してブレないんですね。
ところが、他人に左右されてしまっている人というのは、「誰かが良いって言ったから良いんだ」、「今の環境がこうだからだ」とか、他人や環境によって何かを選択、決断します。ですから、他人や環境が変われば、自分の考えも変わってしまい、長続きしないんですね。
―成功というと大きなことを成し遂げるイメージがありますが、私たちもできるのでしょうか。
人は、必ず小さな成功はしているんです。例えば、お昼にラーメンが食べたいと思っていて、ラーメンを食べるということは成功なんです。
自分でラーメンを食べたいなと思って、お昼にラーメンを食べた。それって成功なのですが、あたり前過ぎていて殆どの人が成功とは感じていないんですね。
例えば、違う例で言うと、何時までに、どこどこに行かなければいけない、そうすると、逆算して、「何時の電車に乗れば間に合うな」と思ってその電車に乗りますよね。それで間に合うというのは成功なんですよ。
当たり前だからといって、成功と感じていないことを意識的に成功と思うことが、大事です。
時間に間に合った、食べたいものが食べれた、見たいテレビが見れた、欲しいものを手に入れた、本当にささいなことでも成功だと意識することです。
周りに「変だ」と思われても、成功したって実感することで、成功グセがついてきます。そうして、小さな成功が積み重なって、大きな成功へ繋がっていきます。
―身近な成功として、例えば笑顔で接したら、他人の反応が良かったというのも成功になりますか?
もちろん、笑顔で接すれば良い反応があるはずだと目標を立てて、うまくいって、相手の反応がよかったから成功、そして自信がつくという方もいらっしゃると思いますが、笑顔で接したからといって、必ずしも相手から良い反応がくるとは限らないと思うんですね。
だから、他人を軸に置かないということが大切なんですね。「これをやったら、他人が喜んでくれる」というよりも、自分に軸を置いてほしいと思います。「笑顔で振る舞っていたら、自分も心地よくなれた」。そうなったらOKだと思います。
―『「成功本」を何冊読んでも成功しない3つの理由』は、どのような方に特に読んでほしいと思っていますか?
明日に続く。(インタビュー:Mind Support(東京都)高橋 聰典カウンセラー)
※本文は、高橋カウンセラーへのインタビュー内容です。(2009年6月現在)
■講座情報
Mind Supportでは、毎月、色々なセミナーを行っています。年齢や性別に関係なく、様々な方が参加されているようです。成功を手に入れるセミナーやモチベーションを高めるというものには、「今やっている仕事に役立てる」という風にして、男性の方が少し多く、自分に向き合うだとか、夢分析、恋愛といったセミナーには、女性の方が少し多いようです。
◇各種セミナー(東京都開催)については、ホームページをご覧ください。
■書籍情報
◇◇◇◇◇
書店に行くと、自己啓発本や成功本、ダイエット本、社長本と言われるものが多いように思います。皆様も、一度は手にとってみられたことがあるのではないでしょうか。
それらの本は一度読んでも、少し時間が経つと忘れてしまいます。「その人だからできたんだ」だとか、「できればいいよなあ、でも自分には・・・。」と思って実際に行動に移すことはあまりないのではないでしょうか。
09年5月に、『「成功本」を何冊読んでも成功しない3つの理由』出版された高橋カウンセラーに、成功とは何か、なぜ成功しないのか、成功するためにはどうしたらいいのかについてお聞きしました。
◇◇◇◇◇
―はじめに「成功」とはどういうことを言うのでしょうか?
俗に言われている成功本には、「お金持ちになる」、「事業に成功する」、というようなことが多いと思います。ただ、成功するというものは、人によってそれぞれに違います。そのことを、まずよく知っていただきたいと思います。
―成功本を読んでもなかなかうまくいかないと思うのはどうしてなのでしょうか?
成功本を読んで、「これをすれば成功できる」と分かっていても、なかなか行動できなかったり、「どうせやっても自分には無駄だよ」と思ったり、やってみても、3日坊主になったりしてしまうのではないでしょうか。
どうしてなのかというと、実行していく中で、問題や障害などが出てきますが、「ありのままの自分」で過ごしていれば、乗り越えられるようなことでも、過去のトラウマや今まで作り上げてきた思い込み、育ってきた環境の中で築き上げてきたネガティブなセルフイメージというものが手枷、足枷(てかせ、あしかせ)になっていて、思うように前に進めないということがすごく影響しています。
―成功している人はよく輝いていると言われますが、どのような状態なのでしょうか。
成功している人は、心の奥底が変わり、無理なくありのままの自分で生きている人であり、そういう人が輝いているのだと思います。
ありのままの自分でいられるようになると、身体的にも変化がでてきます。例えば、表情であるとか、目であるとかというように、心が変わると顔や姿勢にも直接変化があらわれてきます。
そして、成功が持続していると思える人というのは、基本的に自分を信じられるようになっています。いわゆる何かを決める時というのは、基準は、自分なんですね。自分は、それを良いと思っているのか、良くないと思っているのか、自分で判断して決断するので、決してブレないんですね。
ところが、他人に左右されてしまっている人というのは、「誰かが良いって言ったから良いんだ」、「今の環境がこうだからだ」とか、他人や環境によって何かを選択、決断します。ですから、他人や環境が変われば、自分の考えも変わってしまい、長続きしないんですね。
―成功というと大きなことを成し遂げるイメージがありますが、私たちもできるのでしょうか。
人は、必ず小さな成功はしているんです。例えば、お昼にラーメンが食べたいと思っていて、ラーメンを食べるということは成功なんです。
自分でラーメンを食べたいなと思って、お昼にラーメンを食べた。それって成功なのですが、あたり前過ぎていて殆どの人が成功とは感じていないんですね。
例えば、違う例で言うと、何時までに、どこどこに行かなければいけない、そうすると、逆算して、「何時の電車に乗れば間に合うな」と思ってその電車に乗りますよね。それで間に合うというのは成功なんですよ。
当たり前だからといって、成功と感じていないことを意識的に成功と思うことが、大事です。
時間に間に合った、食べたいものが食べれた、見たいテレビが見れた、欲しいものを手に入れた、本当にささいなことでも成功だと意識することです。
周りに「変だ」と思われても、成功したって実感することで、成功グセがついてきます。そうして、小さな成功が積み重なって、大きな成功へ繋がっていきます。
―身近な成功として、例えば笑顔で接したら、他人の反応が良かったというのも成功になりますか?
もちろん、笑顔で接すれば良い反応があるはずだと目標を立てて、うまくいって、相手の反応がよかったから成功、そして自信がつくという方もいらっしゃると思いますが、笑顔で接したからといって、必ずしも相手から良い反応がくるとは限らないと思うんですね。
だから、他人を軸に置かないということが大切なんですね。「これをやったら、他人が喜んでくれる」というよりも、自分に軸を置いてほしいと思います。「笑顔で振る舞っていたら、自分も心地よくなれた」。そうなったらOKだと思います。
―『「成功本」を何冊読んでも成功しない3つの理由』は、どのような方に特に読んでほしいと思っていますか?
明日に続く。(インタビュー:Mind Support(東京都)高橋 聰典カウンセラー)
※本文は、高橋カウンセラーへのインタビュー内容です。(2009年6月現在)
■講座情報
Mind Supportでは、毎月、色々なセミナーを行っています。年齢や性別に関係なく、様々な方が参加されているようです。成功を手に入れるセミナーやモチベーションを高めるというものには、「今やっている仕事に役立てる」という風にして、男性の方が少し多く、自分に向き合うだとか、夢分析、恋愛といったセミナーには、女性の方が少し多いようです。
◇各種セミナー(東京都開催)については、ホームページをご覧ください。
■書籍情報
「成功本」を何冊読んでも成功しない3つの理由 成功する自分を作る24のワーク
- 作者: 高橋 聰典
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/21
- メディア: 単行本