(1)良くも 悪くも [自分自身]

(第1回)良くも 悪くも

◇◇◇◇◇

 心に関する言葉を一つ選んでいただき、その言葉にまつわるお話をお聞きしています。

 今回の心に関する言葉は「良くも悪くも」です。

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 この言葉には、どのような意味・思いがあるのでしょうか。

 hashimoto.bizカウンセリングルームの橋本カウンセラーにお話をお聞きします。

◇◇◇◇◇

―「良くも悪くも」という言葉を選ばれた理由を教えてください。

 カウンセリングには、自己受容へ向かっていく過程があるのですが、その直前で「良くも悪くも」という言葉の持つ意味が、気づきを促すきっかけになることがあるので、今回お話ししたいと思いました。

 カウンセリングで、問題について取り組んでいくとき、この言葉の持つ意味に気づいていくことがあります。

 カウンセリングに来られた時点では、それまで自分で散々努力してきたけれど、行き詰ってしまい、「助けてください」という方が多いように思います。

 そういった方の中で、この言葉から気付きを得ることがあり、日常の生活でもこの言葉について考えていただくことが役に立つのではないかと思います。


―カウンセリングに来られた方にとって、「良くも悪くも」とはどういう意味になるのですか?

 例えば、自分の性格がネガティブで嫌だという人がいらっしゃいますが、ネガティブなところほど目につきやすいものです。

 だから気になるわけですが、自分の性格の中に切って捨てたい部分があるということです。

 これについてカウンセラーと一緒に取り組んでいった時、「自分の性格は、どうにも仕方がないものなのかなあ」と思うようになってくることがあります。

 それは、切って捨てたいと思っていたことが、実は悪いことばかりでもなく、そこから受ける恩恵もあったんだということに気づくことによって起こってくる思考です。

 実はそれらは、本人たちがそれぞれに生き抜くためや環境に適応しようとした結果、「必要があって」現れたものなので、今のままの生き方を続けるためには「必要」なものなのです。

 ですから、簡単に取り去ろうとしても、なかなか変えられないのは当然のことですね。

 自己受容の前段階として、まず自分の性格を認識・把握するのに役に立つ言葉という意味があるように思います。


―自分で嫌だなと思うところから恩恵を受けていることがあるんですね?
明日に続く。(インタビュー:hashimoto.bizカウンセリングルーム(埼玉県)橋本 真利カウンセラー

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※本文は、橋本カウンセラーへのインタビュー内容です。(2009年7月現在)

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