(2)『 自分を見つめる 』は、感じることから [自分自身]
(第2回)『 自分を見つめる 』は、感じることから
感覚が分かってきたら、次はどうしたらいいですか?
「どうしてそういう風に感じているのか」ということを見つめていくと、さらに自分を知ることができるようになってきます。
そのことを意識しておこなっていると、習慣になり、自分一人でもできるようになってきます。
自分ですることは大事ですが、やはり、自分だけだと範囲が狭まってしまうかもしれません。そういう時は、誰かと話をしたり、カウンセリングを使ってみたりするといいと思います。
誰かと話をすると、思わぬ質問をされたりしたときに、「あっ・・・」という風に、自分で気づいていなかったところに気づいていけるようになってくると思います。
気づいたことを行動に移すにはどうしたらいいのでしょうか?
どう行動するかは、やはり客観視するのが一番いいかなと思います。
自分とも相手とも一歩引いたところから、自分はどうなのか、反対の立場(相手)だったら、どう思うかなということを第3者的な立場から、お互いの立場を見てから、「じゃあ自分はどうしたらいいのかな」と考えてから、行動に移せたらいいと思います。
どのような質問をすると、相手は自分を見つめやすくなるのでしょうか?
例えば、何か起こった時に、「それについてあなたはどう感じるの?」というような質問をしてあげるといいと思います。
そうすると、感じていることを探しに行きますよね?
「感じているの?」と言われると、「どう感じているんだろう」と思いますよね。
そうして、何か答えが出てきたら、さらに、「じゃあそういう風に感じているのはどうしてなの?」という風に、さらに掘り下げていくようにするといいと思います。
でも、何か自分の嫌な面だったり、辛いところを見ようとしたりする人もいると思いますので、そういう答えが出てきたら、逆に、これまで良かったことなどを「そうじゃない時ってどうだった」という風に話を変えてみてください。
今は辛いと思っていても、やはり過去に楽しめていたことがあると思います。そのことを忘れているので、私の場合には、カウンセリングの中で、そのあたりについての質問をすることがあります。
そうすることによって、その頃の自分を見つめるきっかけになって、その頃の気持ちを思い出します。
そして、「その時の自分ってどうだった?」と聞かれたら、その時は、何ができていて、どのように感じていてと言うように探りにいきます。
「何故あの時は楽しめたんだろうか」「今と何が違うんだろうか」と考え、自分を見つめてもらうと、「今はこれをしていない」「この部分を感じられなくなっている」など、忘れていた所に気づくことができるようになってきます。
そうすると、「じゃあこれやってみよう」とか、何か糸口が見つかったり、自分の楽しめる方法がわかったり、何かを変える一歩が見つかったりしていきます。
鈴木カウンセラーは、カウンセリングの勉強をされて、どんなところが変わっていかれたと思いますか?
明日に続く。(インタビュー:セラピールームchildren(東京都) 鈴木 明美セラピスト)
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※本文は、鈴木セラピストへのインタビュー内容です。(2009年7月現在)
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