(3)心の問題に取り組むひとつのツールとして [カウンセリング]
(最終回)心の問題に取り組むひとつのツールとして
―カウンセラーとして、心に取り組んでいるとどのようなことがありますか?
私自身が心理学を含め色々な経験をすることで、心の安定と人生のモノの見方とか考え方というものを得たと思います。
どうやって生きるかという灯(ともしび)みたいなものが、自分を照らす一つのものになっていることは事実です。心理学というのは、答えがないのです。
絶対的な答えというものがないのが心理学の特徴ではないかと私は思っています。
どんな時でも、絶対に答えは自分自身で見つけていかないといけない、それがある意味、厳しいところもあるのですが、やり続けていくと、心理学や自分を見つめることがおもしろくなってくる。
そしてそれが、私の人生の一つの意味みたいなものになってきているのではないかと思ってきています。
―セミナーや講座などを開催されていますが、どのような方が受けられるのですか?
講座に参加される方は、大きくわけて二派に分かれます。
一派は、自分を変えるための、自分はこういう人間だと知るためのツールみたいなもので参加される方々です。もう一派は、勉強を目的とされる方です。
心理関係の仕事をされていて、もっとよく知りたいといわれる方です。プロの方もいらっしゃいます。
心理学というのはすごく奥深い領域であって、私も一生勉強です。
時代の流れが速くいろいろなものが変化する中で、勉強は欠かせないというところがあります。
カウンセラーとして、限界のようなものが見えてきたときに、そこを切り開いていくために色々な心理学の講座やワークショップに出かけて行って、自分を変えていく作業が常時必要なところがあると思います。
―カウンセリングを受けようか迷われている方へメッセージをお願いします。
とにかく、一歩を踏み出してみてください。
「カウンセリングを受けてみても駄目だったら・・・」とか、「期待と違ったらどうしよう・・・」とか、「以前受けてはみたけれど・・・」などと思うこともあるかもしれません。
でもそういうことがあったとしても、諦めずに追い求めてみませんか。
皆様がカウンセリングへの一歩を踏み出せるように願っております。
(文責:岩段 久美子)
※カウンセリングルーム樹輪では、個人カウンセリングや箱庭療法、定期的に、インナーチャイルド・ゲジュタルトのワークセミナー、コミュニケーションスキル・交流分析・自分を愛するプログラムの講座を開催されています。
(注)本文は、岩段カウンセラーのインタビュー内容です。(2009年5月現在)
次回をお楽しみに!(インタビュー:カウンセリングルーム樹輪(大阪府) 岩段 久美子カウンセラー)
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