(2)30代の自分磨き [自分自身]
(第2回)30代の自分磨き
―「自分らしい」自分磨きというのはどうしたらいいのでしょうか?
これには、様々な考え方があると思いますが、まず探し方の一つとして私が思うのは、「頭で考える」よりも、自分の「感性に従って探してみる」ということです。
まずは、目の前にあることがどんなことであっても誠意をもって対応してみましょう。
そして、仕事でも課題でも何でも、自分の好きなやり方、しっくりくるやり方を尺度にして取り組み方を工夫してみましょう。
取り組み方に制限がないならば、どんどん自分に合った方法に変えてみることがひとつです。
その中でも、本当に嫌で苦痛、しかしやらなければいけないということもありますね。それは、ともすると今のあなたに必要なスキルを与えてくれる試練なのかもしれません。これは諦めて、腹をくくって取り組んでみてください。
この場合は「現実は変えられないけれど、考え方を変えて取り組む」ということになりますが、これも自分の感性に合った考え方を自由にとっていいということになります。
「自分の感性に従う」ということですが、ポイントは「楽をする」という観点とは少しだけ異なってきます。確かに、「楽だと感じる手法」が「自分に合ったやり方」だという一つの尺度にはなってきます。
しかし、結果的に「楽だ」と感じることは尺度になりますが、「楽をする」ということを目的にするのは、少し脱線してしまうかもしれませんね。
「自分磨き」のポイントは「楽である」ことを基準とし、「やるに値する」とか、「やるべきだと思う」とか、「こうしたらうまくいきそう」といった、自立性や使命感といったものを伴うのに越したことはありません。
様々なことに取り組む上で「このやり方はしっくりくるし、楽だ」ということをスタートとし、楽であることでやる気が出てくるような取り組み方が見つかるのが望ましいでしょう。
そうすれば、どんなことでも「自分を磨く」行為にしていくことができるでしょう。その一つの尺度が「感性」であると私は思っています。
―具体的な方法について教えてください
自分を磨くというのは、非常に抽象的なことですね。けれど、カラダとココロという風に分けてみると分かりやすいでしょう。
カラダで言うなら、「早起き」、朝でも夜でもいいので「ウォーキング」や「ランニング」など、体を動かすことですね。ウィンドウショッピングでも結構です。結構歩いているものです。
ココロで言うなら、「本を読む」、「日記を書く」というのがいいでしょう。日記を書くというのは、その日にあったことを思い出して書きますね。
「書く」と「思い出す」という作業を同時にしているので、心磨きになっているものです。
少し魂とか、スピリチュアル的なところまでお話をすると、「神社、仏閣に通ってみる」というのもあります。
やはり、何か人知を超えるような存在を感じるような場所に足を運ぶことは、心を落ち着ける働きがあるように思います。また「瞑想」などもいいでしょう。
自分自身が落ち着いた精神状態でいられるということは、生活を豊かにするのに大きく影響しますし、自分に接する人にとっても大きなプラスになるでしょう。
その他に、人のためになる自分磨きということであれば、「ボランティア」、「愚痴を言わない」、「友人の相談に何も言わない聴き役になる」、「定期的に両親に電話をする」、ということも、結果自分磨きになるでしょう。
―愚痴を言わないとか、友人の話を聴くというのはどういう効果があるのでしょうか?
明日に続く。(インタビュー:hashimoto.bizカウンセリングルーム(埼玉県)橋本 真利カウンセラー)
※本文は、橋本カウンセラーへのインタビュー内容です。(2009年7月現在)
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