(4)良い親子関係がもたらす こころ [育児]
(最終回)良い親子関係がもたらす こころ
親子関係の悩みについてカウンセリングでは、どのようなことをするのですか?
私のカウンセリングルームでは、催眠療法を使って、小さい時の親子関係というものをみていきます。
大人の中に子供の心がそのまま残っているというのをインナーチャイルドと言います。その子供の心やその感情を癒してあげることによって、そこに新しいやり方というものをいれていくことができます。
頭で「こうすればいいんだ」とか、「あまりうるさいこと言ってはいけないんだ」とか思っていてもなかなか実際にはできないと思います。
それは、感情的な部分が影響しています。その感情は、現在のものではなくて、小さい頃に感じたものがそのまま残っています。
ですから、それを解消して、新しいやり方を入れていくことで、今までできなかったことができるようになっていきます。
親として良い親子関係をつくっていくために、自分でできることはありますか?
これはやろうとするとなかなか簡単なことではないかもしれませんが、自分の親が言うことに対して、少しだけ素直になって聴いてみると良いと思います。案外そこには、ご自分へのメッセージというものが入っているんですね。
親に素直になれると、あなたが素直になった分だけ、子どももあなたの言うことに耳を傾けてくれるでしょう。
今、共働きで忙しい方も多いと思いますが、そのような方は子供とどのようなことをしたらいいのですか?
割と小さいお子さんの場合には、一緒に遊んであげる。それから、一対一の時間をとってあげることが良いと思います。5分とか10分とかあまり長い時間でなくても良いと思います。
そうすると、子供は、「自分は大事にされている」と思います。時間の長さではなく、今日は、このこととテーマを決めて、一緒に遊んであげるとか、ちょっと大きなお子さんだったら話をしても良いと思います。
イライラしたり、ストレスを感じたりして、子育てに不安を抱えているお母さんも多いと思いますが、そのような方へメッセージをお願いします。
「あまり自分を責めないで、自分を少し元気づけてあげたり、自分自身を褒めてあげたりしてください」
そして、こういうことは、お一人で解決することは、難しいかもしれません。本当に変わりたいと思われる方は、カウンセリングをお受けになってみてはいかがでしょうか。
次回をお楽しみに!(インタビュー:カウンセリングルーム ミスタヴィス(東京都)安藤 はま子カウンセラー)
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※本文は、安藤カウンセラーへのインタビュー内容です。(2009年5月)
※定期的に、お母さんのための講座「ママのための心の癒し」を開催されています。
この講座は、書店で販売されているようなハウツー本のような、「こうすればいいんですよ」というものではなくて、あくまでもお母さんの気持ちや心の感情的な部分を癒して、新しいやり方を入れていきます。そうすることで、思い込みとか、信じ込みといったものが、少しずつ変わっていきます。そうやって、お母さんを癒して、お母さん自身が変化することで、親子関係が良くなっていくという内容です。
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